はじめまして! 数あるブログの中から、『わんぱくボーイズ』を見つけてくださり、本当にありがとうございます。
このブログは、やんちゃ盛りの3兄弟を育てる父と母が、「おもちゃ」という小さな入り口から広がる、子どもの無限の可能性について綴る、探求と実践の記録です。
- 「子どもにどんなおもちゃを与えたらいいんだろう?」
- 「”知育”ってよく聞くけど、何から始めたらいいの?」
- 「モンテッソーリ教育に興味があるけど、なんだか難しそう…」
- 「せっかく買ったおもちゃなのに、すぐに飽きてしまって悲しい…」
もしあなたが、かつての私たちと同じように、このような悩みや疑問を抱えているのなら、きっとあなたの心強い味方になれるはず。
ここでは、単なるおもちゃのレビューや紹介だけではありません。 長男の誕生をきっかけに学び始めた「モンテッソーリ教育」の視点を軸に、子どもの発達段階に寄り添い、知的好奇心と自己肯定感を育むためのおもちゃ選び、環境づくり、そして親としての関わり方について、私たちの10年近い試行錯誤のすべてを、正直な言葉でお届けします。
このプロフィールが少し長くなることをお許しください。 私たちが何者で、なぜこのブログを始めたのか。私たちの経験と学びが、あなたの大切な子育ての旅路を、少しでも明るく照らす灯りとなれるよう、私たちの物語をお話しさせてください。
私たちについて:おもちゃの山に埋もれた後悔と、モンテッソーリとの出会い
私たちの知育おもちゃ探求の旅は、約10年前、長男が生まれた日から始まりました。
初めての子育て。何もかもが手探りで、不安と期待が入り混じる毎日でした。「この子のために、できることは何でもしてあげたい!」その一心で、私たちは育児書を読み漁り、評判の良い「知育おもちゃ」を次々と買い与えました。
カラフルなボタンを押すと音楽が流れるおもちゃ。キャラクターが喋る電子パッド。当時は、それが「良い刺激」になると信じて疑いませんでした。しかし、リビングはおもちゃで溢れかえっているのに、長男はどのおもちゃにもすぐに飽きてしまう。むしろ、おもちゃそのものよりも、リモコンやティッシュの箱、私たちのスリッパに夢中になっている…。
「こんなはずじゃなかったのに…」
高価なおもちゃの山を前に、私たちは途方に暮れていました。良かれと思ってしたことが、子どもの集中力を奪い、本当の興味の芽を摘んでしまっていたのかもしれない。そんな後悔の念に駆られていた頃、一冊の本と出会います。
そこに書かれていたのは、私たちが「良かれ」と思ってしてきたこととは真逆の世界でした。
「子どもは、自らを成長させる力をもって生まれてくる」
「大人の役目は、教え込むことではなく、子どもが自ら学ぶための環境を整えること」
まるで頭を殴られたような衝撃でした。私たちは、子どもを「何もできない存在」とみなし、一方的に刺激を与えようとしていたのです。奏太がリモコンやティッシュに興味を示したのは、彼自身が「押したい」「つまみたい」「引っ張りたい」という内なる欲求(敏感期)に従って、自分を成長させるための「おしごと」を探していた証拠だったのです。
その日から、私たちの育児は180度変わりました。
学びと実践の日々:わが家が「モンテッソーリ工房」になるまで
モンテッソーリ教育との出会いは、私たちにとってまさに革命でした。
まずは、リビングに溢れていたプラスチック製の音の出るおもちゃを片付け、長男が自分で選んで、自分で片付けられるように、低い棚を設置することから始めました。
最初は戸惑っていた奏太も、自分で選んだおもちゃ(当時は、空き箱にビーズを入れるだけの単純なもの)に、驚くほどの集中力を見せるようになりました。その真剣な眼差しを見たとき、「これだ!」と確信しました。
そこから私たちの学びは加速します。
わたし達は、元々子どもと関わることが好きだったこともあり、モンテッソーリ教育の理論にのめり込んでいきました。国内外の書籍を読み漁るだけでなく、オンラインで開催されるAMI(国際モンテッソーリ協会)認定教師によるセミナーに参加。子どもの発達心理学や脳科学に関する論文にも目を通し、理論的な裏付けを深めていきました。
次男と三男が生まれた今も、私たちの学びと実践は続いています。
3人3様の個性と発達段階を間近で見続ける日々は、私たちにとって何よりの学びの場であり、このブログのすべての記事の源泉となっています。
このブログであなたに届けたいこと
私たちは、モンテッソーリ教師の資格を持つプロではありません。しかし、3人の子どもを育てる親として、10年近くにわたりモンテッソーリ教育を家庭で実践し続けてきた「実践者」です。
だからこそ、私たちは理想論だけを語りません。
- 忙しい毎日の中で、無理なく続けられるモンテッソーリのヒント
- 高価な教具がなくても、100円ショップのアイテムや手作りでできる「おしごと」のアイデア
- 「静粛」とはほど遠い、男3兄弟のドタバタな日常と、その中でのリアルな工夫
など、机上の空論ではない、地に足の着いた情報をお届けすることにこだわっています。
この『わが家のモンテッソーリ工房』では、以下の3つの柱を大切に情報発信をしています。
- 【おもちゃの羅針盤】発達段階に合わせた「本物」のおもちゃ選び 0歳から小学校低学年まで、子どもの発達段階と「敏感期」に合わせて、本当に子どもの力を引き出すおもちゃを厳選してご紹介します。なぜそのおもちゃが良いのか、モンテッソーリ理論や発達心理学の視点から深く、分かりやすく解説します。レビューでは、メリットだけでなく、「こういう子には合わないかも」「こういう点には注意が必要」といったデメリットも正直にお伝えすることをお約束します。
- 【暮らしのモンテッソーリ】家庭でできる環境づくりのヒント おもちゃを与えるだけでなく、子どもの「自分でやりたい!」を叶える環境づくりが何より大切です。私たちがDIYで工夫してきた棚の作り方から、キッチンでのお手伝いの促し方、衣類の収納方法まで、すぐに真似できる具体的なアイデアを写真付きでご紹介します。
- 【親の心の育て方】子どもの見方を変える、親としての関わり方 モンテッソーリ教育の根幹は、「子どもを観察し、信頼して待つ」という親の姿勢です。子どもの困った行動にイライラしてしまった時、どうやって子どもの内なる声に耳を傾けるか。私たちが日々悩み、実践している「声かけ」や「関わり方」のヒントを、失敗談も交えながら共有します。
最後に
子育ては、時に孤独を感じる長い旅路です。特に、「知育」や「教育」といったテーマは、正解がなく、他人と比較して焦ったり、不安になったりすることも少なくありません。
私たちは、このブログが、そんなあなたの心にそっと寄り添い、「一人じゃないんだ」と感じられる温かい場所でありたいと願っています。
ぜひ、コメント欄から、あなたの悩みや、「こんな工夫をしています!」といった実践報告などを、気軽に聞かせてください。あなたからの声が、私たちの何よりの励みになります。